帰り道

最寄り駅から自宅までの、「帰り道」。
僕はこの時間が好きだ。 特に、日が落ちた夜の帰り道。
このたった7、8分の短い時間で本当にいろいろな事が頭の中を錯綜し、そしていろいろな感情が心の中に湧き出てくる。 いったいなぜなのだろう。 電車に乗ってる時は、全くと言っていいほどそのような衝動には駆られない。なのに、改札をくぐり、階段を上り、外の空気に触れた瞬間ひとつ、またひとつと自然と様々な思いに駆られるのである。 そしてまた、その習慣を促すように、僕はiPodの音楽をバラードへとディスクジョッキーするのである。
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果てしなく広がる夢、しかし、それを逆算した時に気づく今の自分の未熟さ、そして愚かさ。 ときたま、その負の感情に身震いし、また恐怖を抱く時がある。 そうしたとき、その現実から逃避するためによく友達に電話をかける。 
「どうしたの?」 
大抵の友達は急な電話に、そう問いかける。 
「特に用はないんだけどね」 
小さな笑いが生まれる。僕はそのやりとりに心底ホッとするのである。 
あぁ、ひとりじゃないんだと。 

今通りすがったサラリーマンは若い頃こういうことを考えたのだろうか?この人は今の職業に満足しているのだろうか?全くもって他人なのに、無駄に数十年後の自分に置き換えて、その人のことが心配になることだってある。 

なぜだろう? 十年後の自分を見れればいいのに。 最近この願いが叶えば、と、よく思う。と同時に自分の小ささに失望するのである。 人間はなんなのだろう。 哲学的な話になってしまうけれど、結局はそこにたどり着くことが多い。

そして、一昨日の「帰り道」、一つ決心したことがある。 (サッカーの後期)シーズンが終わって、時間にゆとりが持てたら、独りで京都に行こうと。   
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by shibapiero | 2005-11-04 23:14 | feel

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