自分の分度器で計ってみよう

ご無沙汰しています。 更新していなかったのにも関わらず、アクセスしてくれた人達ありがとうございます。
相変わらずのギブス生活で、「no 介護 no life」な自分は最近、この学校の生徒の真面目ぶりに脱帽している自分です。メディアなんて半端ないです、渋谷スターバックスより混んでます。やっぱりこの大学、伊達じゃないなと思いました。
さてさて、今回はモノを見る角度について話したいと思います。
ここでのモノの定義とは、物全てを対象とします。

ありきたりな言い回しをすると、今の時代はモノで溢れている。ある日本人デザイナーはまだ駆け出しの時に、夢の島を見たときまだ使える家電や家具が散乱していることに絶望したという。そしてそれからの彼のデザインコンセプトは、長く使えるもの・リサイクルできるエコロジーなものになった。 建造物もそうだ。次から次へと真新しいビルディングが地面から生え上がっている。外国人に、東京を上空から撮影した写真を見せると、人が住んでいる街だと信じてもらえないという。なぜなら夥しい数の建物が無数の点となり写り、まさかここに人が住めるわけがないと思うからだ。
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以前の記事にも書いたが、モノを気に入る理由は人さまざまだ。そしてそれは人それぞれの価値観に基づいて判断される。だから、日本に1億2千万、全世界に60億もの人間が存在するため、当然といえば当然だが、万人が「カッコいい」と思うものは存在しないし、論理的に存在するのは不可能だ。

a0049167_11493034.jpgある新鋭家電ブランドの社員は僕にこんなことを教えてくれた。「市場に100人いたら、一人が買ってくれればいいし、僕たちはそれを狙っている。ただその一人には絶対それじゃなきゃダメだと思うほど気に入ってもらう。それが伝染することで、結果的に人気商品は生まれる。そしてそこまで気に入ってくれた客というのは、顧客となってガッチリ掴むことができる。」
だから企業側も、客を絞ってモノづくりをしているのである。
では、ひとそれぞれ価値観が違うのになぜ人気商品は生まれるのか。
様々な要因が考えられるが、大衆的なデザインと、一歩先を行く機能美が兼ね備わったモノが人気商品となる一番の要因だと僕は考えている。

サッカーの世界ではよくこんなことがある。 監督が別のチームに移籍するときに、移籍の条件として、前のチームの教え子も一緒に移籍させるというもの。 そしてその選手は新しい色のユニフォームに身を包み、最愛なる指揮官の下でまたプレーする。つまり、言うならば監督の使いやすさ(機能美)、そして価値観にマッチした(デザイン)選手ということ。

ちょっと話はそれたが、要は自分の価値観でモノを見る大切さ。これだけモノが溢れて、使い捨ての時代で、(これも前にも書いたが)どうしてもそれじゃなきゃダメだというほどの愛着を持てるか、そして色んな流行・意見が飛び交う中で自分の価値観でモノを見て選ぶことができるか。
モノを自分の価値観という分度器で測ってみた時、その角度は合っているのか。自分という三角形にすっぽり当てはまる角度なのか。こういうのがすごく大切なのだと思う。

その角度は別に大衆的である必要はない。ただその角度を求めた式をちゃんと説明できるだけの根拠があることの方が大事。

そんなことを頭の片隅にメモして、モノを見て、選ぶと面白いし、そうして頂けたら幸いである。
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by shibapiero | 2006-01-17 11:39 | feel

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