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何かがおかしい、、、、

今朝のランニング、地面は少し凍っていた。

昨夜雪が降った東京だが、
その雪を見て、あるtwitterのつぶやきを思い出した。

「しかし、ハイチに続いてチリの巨大地震。何かがおかしい、、、、」
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坂本龍一は、先月末、twitterでつぶやいていた。

ハイチでM7.0、チリでM8.8の大地震が相次いだ。

しかし時計の針を昨年に戻すと、10月にもソロモン諸島でM7.0の地震があり、
また年末にわが日本でも、伊豆半島東方沖でM5.1の地震が起きている。

地震だけではない。

伊豆半島東方沖の地震が起きた時と同じ頃、
日本の裏の欧州は、大寒波に見舞われていた。

ポーランドでは気温が氷点下20度まで下がり、1日で15人が凍死した。
オーストリアやフランス、ドイツでも死者が出たといい、死者は欧州全体で100人以上にものぼったという。

年明け早々、中国大陸、
新年早々の北京は、氷点下16度になったとか。

日本がオリンピックに夢中になっていた先月は、
アメリカも記録的な大雪を記録、
首都ワシントンD.Cの降雪量は観測史上最大、
ボルティモアでは自動車の運転が禁じられるなど、運送業を含め多くのビジネス機能が
一時停止した。

そしてチリの地震が起きた。


大地震、大津波、大寒波、大雪、
やはりおかしい。


しかし東京に住んでいると、その異常事態はあまり感じられない。
僕の部屋にテレビがないから、それを感じてないだけか、
いや絶対に違う。

むしろテレビのワイドショーなどは、
(解決する訳もないのに)いつまでも「政治とカネ」の大合唱。
それをコメントするのは、お笑い芸人というオチまであることも。


世界の異常に対して警笛をならすどころか、
まともに報道すらしない日本のジャーナリズム。

日本にインターネットと携帯電話が普及して、
かれこれ15年。
しかしこの国のジャーナリズムはなかなか国際的な視点をとらず、
いつまでたっても島国のままである。

ならば、自分で、
個人単位で危機感を持つべきなのかもしれない。
いや、そうあるべきだ。

もちろん環境、災害問題だけではない、
経済、産業、政治・・全てにである。

世界に、日本に、自分に、そして未来に、
危機感を持たなくてはいけないと、改めて強く思う。


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「今日の一枚。」
慶應大学三田キャンパスの、正門は、
いまこんなふうになっています。(今日の写真。)
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by shibapiero | 2010-03-10 22:50 | feel

日本の“古き良き時代”を知らない僕らたち

年が明けた正月に、どうしても書きたいことがあった。
それは、僕ら世代はこれからの時代にどう向き合うのか、どんな責任があるのか。

思い返せば2008年、
サブプライムローンの証券を組み入れて世界中にばらまかれた金融商品と信用保証の価値が暴落し、結果、リーマンショックという形になってに経済が「崩壊」した。

リーマンショックから2ヶ月と経たない中、始まった2009は、「激変」の年だった。
変化ではない、激変である。

日本とアメリカで同時に民主政権が誕生し、
それを報道するマスコミ界は怒濤の赤字を計上、
アメリカの新聞業界は廃刊と破綻を繰り返した。
経済も記憶に新しいドバイショックの直後には、一時1ドル=84円台まで円高になった。
1年前の今頃に、09年後半には「経済は持ち直す」と言った経済アナリストも多数いたが、
彼らの楽観的予測も虚しく、先進国では「二番底」が懸念されている。

時代を表すひとつの指標、ファッションの世界でも、
ファストファッション旋風が起きる一方で、
ヨウジヤマモトは民事再生法を適用、キムタクが愛用していたナンバーナインは消滅。
百貨店市場は13年連続のマイナス成長が確実視され、
新規出店の計画が相次いで凍結されたり、
セレクトショップ大手のUAですら相次いで路面店を撤退させた。

原宿や銀座を歩けば、ファストファッションのショップバッグを持っている人ばかり、
また今年は明らかに中国人を中心とした観光客が急増。
伴い、中国語、韓国語表記が街にだいぶ増えてきた。

そんな「激変」の時代に、僕らの立ち位置はどうなるのか。

遡ると、僕らが物心ついて、小学校に入学した頃の日本は既にバブル経済が崩壊し、
不良債権問題で銀行が次々に潰れ、
小学校を卒業するころは、
社会全体の雇用者賃金の減少などでいわゆる「失われた10年」の真っただ中だった。

そんな暗い日本経済とずっと一緒に育ってきた僕らは、
日本の成功体験を身を持って知らないのである。

「バブルの頃は~」という大人達のくだりを何度聞いた事か。
そしてそれと同じくらいに、今の、“リアル”とのギャップを感じながら育ってきた。

しかし未だに多くの大人達、特に大企業の上層部の判断基準を見ると、
過去の成功体験から脱却できない人たちが多いのではないかと思っている。

だが、団塊の世代が全員還暦を迎えた今、
いい加減、日本の社会全体も変革の時代になっていくはずである。

そしてその変革を推し進めるのは、
日本の“古き良き時代”を全く知らない世代であるはずだ。
青春時代を「不況」の中で、育ってきた僕らが次の時代を作るべきなのである。

もちろん現在、景気が悪いのは確かだが、
いま起こっている需要マイナスは、不況ではなく、時代が変わった表れである。
時代にそぐわない生産量とマーケティングをした結果の当然の現象である。

今年末、来年には景気がよくなるから、もう少しの辛抱だ、と。
現状を変えずに待つのであれば、
おろおろしつつも「これは一時的な現象なのだ」と指をくわえていた、あの頃の日本と同じである。

今年度の1人当たりのGDPは10年前に比べ5%少ない見通しである。
2017年には労働人口が400万人減り、
2019年にはGDP対比で国の借金が200%に乗り、
2020年には65歳以上の高齢者が29%台に。
2025年には国が国民に払う社会保障給付金は141兆円になる見込み。

これが日本の現状、そしてこのままいった場合の将来の姿だ。

時代は待ってくれない。

BRICsの名付け親、GSのオニール氏は言う。
2018年にはBRICsのGDP合計がアメリカを上回り、
2027年には中国一国がアメリカのGDPを上回る。
2035年にはBRICsとG7の合計経済規模が逆転する。

世界は待ってくれない。

2009年が「激変」、ならば、
2010年は「変貌」の年に。
それがいい、変貌である事を祈って。

さぁ変えよう。飛躍しよう。
世界をつかもう。





「今日の一枚。」
今年も手帳はMOLESKINE。
08年と同じハードカバーの赤に、今年も宜しく。
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by shibapiero | 2010-01-02 10:48 | feel

国民目線の政治は、まずいってば。

今日は吉村トシが、ついにオーストラリアから帰国してしまうわけだけど、
ユニクロの+Jの2010春夏発売日でもある。

でもって明日はクリスマスイヴだが、
実は明日で鳩山政権が発足100日を迎える。
で、昨日、連日の報道で大変な騒ぎになっている税制改革を盛り込んだ、
来年度の税制改正大綱が決定した。

ガソリン税は税率暫定だ、タバコ税も増税と、個人的に評価できる面もあるが、
そんな大混乱の間に、鳩山さんの指導力がいろいろ言われている。
ワイドショー等の低俗なジャーナリズムでは小沢さんと鳩山さんどっちが首相だ?という切り口での論が多いが・・。

しかしここではそれは置いといて、
よく鳩山さんを中心に、民主党政府の「国民の目線に立った・・」という言い回しがある。
あれがどうもしっくりこない。

もちろん国民の為の政治をやってくれるのは大変喜ばしい限りである。
しかし、僕を含めて国民の大半は目先の自分の範疇での問題にしか問題意識がなく、
もっとマクロな観点での考えや、国策としてなにが得策なのか、なにが優先なのか、そのようなことは考えていない、考えられないのが現実である。

そう、どんな時も。
記憶に新しい小泉さんの郵政民営化は是か非か。
日本国民は(問題の本質を分かっていない人も含めて)ほぼ満場一致で小泉さんを熱烈に支持した。
しかし、いまは郵政民営化に反対の意見が多い。
民営化に伴いサービスが低下したからだそうだ。これが大半の国民の意見である。

でも実態は民営化して潰れた郵便局は全国にひとつしかないそうだ。
電子メールの普及で郵便事業は年々5%程度の収益悪化している郵便局を民営化しないで、
どうするつもりなのか。国際郵便の本格参入など、新たな事業を始める必要があるにも関わらず。
しかしそんなことは知らずに、ワイドショーに振り回される格好で、“なんとなく”で意見を持っているのが国民なのだ。
もちろん日本だけの話ではないけれど。

あるジャーナリストは「国民の目線」とは、国民の平均値である。
という表現をし、平均値で国を運営するのはあまりにも危うい。と言ったが、まさにその通りである。

従って、なんでもかんでも国民の目線に立った政治を実現していたら、友愛どころの騒ぎではない。
マニフェスト通りに全てを実現したら日本の財政は沈没してしまうのは明らかである。

たしか一昨日のNEWS ZEROで、ガソリン税は税率暫定というニュースを受けて、
街のガソリンスタンドに取材に行き、ガソリンを入れている客に日本テレビがインタビューしている一幕があった。

日テレ「税率暫定になりましたかど、如何ですか?」
客「せっかくマニフェストに書いてあったのに、それを実行しない民主党は詐欺だ。」

このやりとりにも呆れるが、これを日テレが報道番組と位置づけているNEWS ZEROで流すことで、
国民の思考水準を低下させているとしか思えない日本テレビのジャーナリズムにもっと呆れる。
しかしこれが現実であり、日本のテレビ局の実態なのである。こういう風に煽った方が視聴率がとれるから。


ジャーナリズムに話がそれたが、結局は、
「国民の目線」という低く、しかも曇った眼鏡をかけている平均値に媚びた政治をするのではなく、
日本は10年後、30年後どうやって生き残っていくべきなのか、
そういった政治をしていかないと本当に日本は大変残念な国になってしまうの気がしてならないのである。

普天間基地の問題を長引かせ、
COP15は結局中国のいいなりになり、(世界的にそうだけど)
90円台前半で推移する円高の状況、
そして「需給ギャップ」は7〜9月期、マイナス6.7%で、
金額に換算すると約35兆円程度の需要が日本で不足している。これが今の日本の現状である。

今朝の日経新聞によると案の定、世界の各紙は民主党政権に警笛を鳴らしているそうだ。
英ファイナンシャルタイムズは「停滞という亡霊」と、
ロイター通信は「デフレが日本経済につきまとい、首相の指導力に対する不信感が高まっている」と。

そしてBRICsの名付け親である、ゴールドマンのオニール氏は先日こう語っている。
「世界経済における日本の存在感は低下している。だが日本からは政策が出てこない。例えば外国移民の受け入れ促進や円高への対応なのだ」

日本のメディアより、海外メディアの方が日本の現状を正確に伝えているのかもしれない。







「今日の一枚。」
今日、明日と、BEAUTY&YOUTHのキャットストリート店でなにか買うと、
スタバの出張店でコーヒーをくれるとか。プレゼントまだの人は行ってもいいかも。
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by shibapiero | 2009-12-23 15:24 | feel

世界は後戻りしない

最近、ここ1ヶ月弱くらいか、5:30起床が苦ではなくなってきた。
朝ははかどるし、メールだって9:00までに入れておけば、朝のメールチェックの時に見てくれるだろうし、なによりスピード感がある。と思うので、とりあえず、起きて、タスクをひとつづつ片付けるようにしている。(じゃないと回らない。)
しかし最近、「疲れてる?」って言われることが多く、
それはそれで会った人に対して申し訳ないな、と思ったりする。

まぁそんな僕の近況なんていいとして、
松井の大車輪の活躍、安藤美姫の完全復活、例年以上にレベル高い日本シリーズの決着とスポーツのネタが尽きない中、
今週もメディア業界はいろんな動きありました。

ご存知のようにTBSが大変なことになっているのは数日前に大々的に出ましたが、
TBSに限らず日本のテレビ局どこも同じような状況。
(TBSのスーパーサッカーが縮小されたのも、EXILE番組のが広告料取れるからなのかな・・といろんな推測をたてているのですが、どうなんでしょう。)

その他にも、NTTと角川が映像コンテンツのネット配信手掛ける新会社を設立すれば、
雑誌協会はGoogle Editionsをにらみ少額決済などを検討及び実証実験する「雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム」を集英社が旗を振り立ち上げた。これにはドコモ、ヤフー、インテル、富士通、電博、などが参加しているという。

海の向こうでは、アメリカの日刊紙ニュースデイもオンラインで有料配信を始めたそうな。
一方、日本のハーレクインコミックスという漫画は英訳してキンドルに配信始めて、
googleのシュミットさん曰く、5年後のネットは中国語のコンテンツが大半を占めるようになるらしい。

そしてまたアメリカでは、アリゾナの地方紙が廃刊になるというニュースが。
East Valley Tribune。ロサンゼルスタイムズを持つトリビューン社の新聞である。まぁでもトリビューン社、昨年末に民事再生法をすでに申請済みですが・・なにか。

メディアだけではない。
ここのところ、高城さんがもう一度、世界的金融ショックがくるだろうと警笛を鳴らしている。
(高城贔屓の僕の意見だからということではなく、)それはあながち間違っていないと思う。
DSBの破綻に限らず、NYの株価の反落、金の高騰をはじめ、米の失業率は26年ぶりの10.2%にまで達している。そしてイギリスでは政権交代が起きようとしていて、
ここ数年時価総額第一位のCITI BANKはかなり危ないと聞く。
CITI BANKにガタが入れば、日本のメガバンク3行は海外業務に大きな支障をきたす。
(せかつか銀行組に話聞きたい。)
7-9月の数字は世界的に政府の景気刺激策や企業の在庫調整が一応済み、数字が悪くなかったので、紙面だけを見ると回復して来ているのかなと思ったりもする。しかし、発表されるているのはあくまでも7-9月の数字であって、今はもう11月。
間違いないのは、今後、方向性として、
日本は、いや世界はもっと厳しい、スリム化した社会になっていくだろう。


渋谷、原宿、銀座・・東京のショッピングのメッカを歩くと、持っているショッピングバックはみな、H&M、FOREVER21、ユニクロ・・のファストファッションである。
アパレルの人はもちろん、敏感な人と東京の話題になるとファストファッションについて出てこないことはまずない。
またGUを筆頭にデニムが1000円以下、フリースは500円以下とここまで値段が下がるとデフレスパイラルになりかねないのでは・・と心配になってくる。
昔、HFがブログで、こんなことを書いていた
「一度大手のブランドが集まり、モノの最低価格みたいなのを決めるのはどうですかね?」と。

そんな中、昨日は原宿駅前にGAPがオープンし、今月14日にはH&MがJimmy Chooとのコラボラインを発表し、26日にはZARAが渋谷に50店舗目となる渋谷公園通り店をオープンする。(←当初は14日のオープン予定だったから、なにかを気にしたのか、なにかが間に合わなかったのか・・まぁいいや。)
(ぁちなみに交差点のGAPは撤退するとのこと。となると気になるのは、次どこがテナント入るのか?で思うのは・・ユニクロじゃないか?と。 違うかな? 今頃、すごい金額が飛び交う交渉が行われてたりして・・)

その一方で、松坂屋なんかは13年連続の減収であり、帝国データバンクによれば「上場している百貨店では2008年度に10社中8社(8割)が減収となった。2社は横ばいだった。」という。

とにかく、いろんなところで時代の変革の真っただ中だと感じる。
スリム化、コストパフォーマンス追求化、デジタル化、オープン化・・
それらは全て時代と既存のビジネスモデルとの間の歪みから必然的に生まれでた変化であり、それらの中には金融危機前の水準にもう二度と戻らないものが数多くあるだろう。

景気悪化の言い訳として、行き過ぎた市場経済を悪とする論調も一部にあるが、これに変わる経済モデルはないわけで、「世界的な市場化、民主化、グローバル化の流れは今後も後戻りしないし、国家間の競争はより激しくなるだろう。」
だから決して景気が悪いための一時的なものだけではなく、時代が変わっているのだと認識する必要があるし、
インディビジュアルのレベルでも、社会としても、国としてもまさに変革する必要があるのは間違いない、さもなければ世界の流れに付いていけずただただ漂流してしまう存在になりかねない。

6日の日経新聞の節を借りれば、
「世界は大きく変わった。日本も新しい現実に即した成長戦略を迫られている。」

今日も、世界は回る、時代は回る。





「今日の一枚。」
なんかジョーダンのような超スーパーな存在って最近あまりいない気が。
ウッズ? フェデラー? ナダル? コービー? Rジェームズ? Aロッド? Jバトン? Cロナウド? メッシ? 
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それは時代のせい?メディアの変化?それともただいないだけ?
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by shibapiero | 2009-11-08 07:58 | feel

SALとnanoに見る、デバイス戦争の今後。

ちょっと古い話題にはなるが、iPodがモデルチェンジした。
マーケティング戦略的に、appleはiPhoneに注力して売り出しているという背景もあるのだが、
iPodがいまいちかつての元気がくなってきた状況の中でのこのラインナップ。
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iPod shuffleは¥5,800〜、iTouchはゲームへの利便性を高めて¥29,800〜
(¥19,800〜のモデルもあるのだが、あれは音楽専用端末とし位置づけたほうがよさそう。)
そしてnano。

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形状はそのままに、画面を0.2型分大きくし、さらに光沢をだして、
そしてなんといっても動画もとれるようになって、
それで前作より¥3000も安くなっての・・というからまさに驚きである。
そんなNEW iPod nanoの登場は全ての人に嬉しい。

しかしnanoの登場により、さぞかし困った人もこれはいるなと・・amadanaである。

amadanaの好調機種SALをご存知だろうか?
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SALの説明をすると、
あのデザイン家電ブランドamadanaが出した、blogやYouTubeに投稿するのに最適な動画撮影専用機である。
しかもSALを持っている人同士なら、その場で自分のライブラリーを交換し合えるというところが優れものだ。
(おそらくamadanaがモデルなどに配ったという背景もあり、)手のひらサイズでカラーも可愛いSALはファッションピープルや、人気モデル、さらには安室ちゃん(安室ちゃんにはamadanaは配っていない)が持っていることもあり、(少なくともnano登場の前までは)、今やamadana代表する人気商品である。

しかしこれが過去形になってしまう恐れがある、とnanoを初めて見た時思ったのである。

というのは、nanoは¥14,800で、SALは¥19,950。
またnanoは言うまでもなくiPodなので音楽プレイヤーの機能があり、SALはもちろんない。
重さは36.4gと、80gでnanoはSALの半分以下。
そしてnanoはよく磨き上げられたアルミニウムボディで9色展開なのに対し、
SALは言ってしまえばただのプラスチックの箱で、5色展開。(あのボタンの安いカチカチ感が嫌だ。)
もっと言えば、nanoはボイスレコーダーがついて、FMラジオがついて、Nike+がついて・・
極めつけは、SALは動画専用機なのに保存形式がmp4なのに対して、iPod nanoは映像ファイルの圧縮形式としていま最もスタンダードといっていいH.264で圧縮されている。

もはやこうなってくると、SALのほうが勝っているというところがなくなってくるのである。・・というかない。

昔、あれは大学1年だからもう4年前だ、4年前にamadanaの忘年会に行った時、
「amadanaは100人の市場があったら、1人が多少値段が高くてもこのデザインじゃなきゃ絶対ダメだ。という商品を作るのが使命だし、そういうマーケティングをしていく。」というのを聞いたときは鳥肌が立つ程感動した。

それ以来、amadanaのファンだし、今もそうだ。
それに機能優先の日本から、デザイン力で世界と戦えるブランドが生まれたことはとても誇らしいし、
家電やケータイに「デザインで決める」という新しい選択基準を日本人に与えたのは、
amadanaの存在だと僕は勝手に思っている。

だけど、このままではその地位がちょっと危ないんじゃないかと思っている。
もちろんSALとnanoの話だけでは、amadanaの直接的な失敗にはならないだろう。
けれど、この状況で「100人の市場で、本当に1人がSALを選んでくれるのか。」というところが一番問題である。

またこれにはもっと大きな、大きな問題が潜んでいる。
それは、「1デバイス1機能」の終焉という問題である。

例えば、一眼レフとか、ヘッドフォンなど、もの凄くその機能に特化したプロダクトであれば話は別であるが、
1つのデバイスで複数の機能が使えた方がそりゃユーザーにとってはメリットが多い訳で、
その代表例が携帯電話なわけだ。

となると、じゃぁこれから(日本でも)流行るであろう、amazonキンドルなどの電子書籍もそうで、
画面(デバイス)の大きさの問題もあるけど、電子書籍もただ活字のコンテンツが楽しめるだけではなくて、
取り込んだ写真を見れたり、メールをチェックできたり・・などなど、いろいろ考えられる。
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ということは、キンドルも結局、appleがこれからだすであろう(名前は分からないけど)macタブレットの前に、SALと同じ運命を辿るのではないかと考えられ、たりもする。

ということで、結局appleの牙城がより強固なものになるのではないかという結論になってしまったが、
少なくともamadanaは、SALの販売戦略の方向性を見直すべきだし、もっといいプロダクトを作る必要があるし、
amadanaがamadanaで在り続ける為には、もっと革新的でよりデザインにエッジの利いたプロダクトを、
今の3倍ペースくらいでリリースしないと、SHARPやSONYやパナソニックなどのデザインセンターに負けてしまいかねないと勝手に心配しているのである。
大規模では出来ない、もっとエッジのあるプロダクトを。
6年前程前に電子計算機と、BOX型のCDコンポ、(僕の部屋にもある)加湿器1stバージョンを出していた斬新な集団に生まれ変わることを、陰ながら、また多いに期待している。










「今日の一枚。」
amadanaの忘年会にまっちゃんを誘っていった時、近くにいた人同士で。
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もう4年前か、懐かしい。


さぁ今週は忙しいぞ。
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by shibapiero | 2009-09-28 09:30 | feel

不況ではあるけど、「不況」ではない。

昨日でシルバーウィークが終わり、今日から始まるという方多いのでは?
でもあと2日間やれば、また週末ということで、とりあえず二日頑張りましょう。

さてこのシルバーウィークは苦しむ日本経済の一服の清涼剤となったのか。
連休前の第一生命経済研究所の調査よると、
このシルバーウィークで1614億円、GDPを押し上げる効果が見込まれていました。

実際はまだ数字が出ていないので分からないが、それなりの経済効果が生まれたのではなかろうか。


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鳩山総理がHATOYAMAデビューを飾った国連総会では、
世界規模で温暖化対策と合わせて、「出口戦略」を含めた景気対策について多く議論、演説が行われた。

米国の個人消費は回復に時間がかかる見通しではあるが、途上国の消費意欲回復を含めて世界的には底入れ感があり、ガイトナー米財務長官も先日、「景気回復の始まりの局面にある」との見解を示した。

しかし先進国を中心とした雇用の大幅な悪化もあり、実体経済としての景気感は未だに不況といったほほうがいいだろう。

そんな中、国内外では消費喚起のために低価格競争が止まらない。
国内ではプライベートブランドやファストリのユニクロを中心に、「価格破壊」目立つ。
今日の日経新聞一面も、「価格破壊」新たな潮流という見出しで紹介した。

また数日前には、amazonが「AmazonBasics」家電製品のプライベートブランドを発表した。
(日本ではまだ未展開。)

こういった状況の中、非耐久消費財の食品と違い、家電製品もそうであるが、洋服も耐久消費財なので、ファッション業界はファストリ以外は本当に苦しい状況にある。

その打撃をもろに食らっているのが、海外高級ブランド。
LV JAPANは右肩上がりの成長から一転、08年に引き続き、今年も昨年を上回る減益が濃厚で、
ティファニーも状況は同じ。
また撤退、縮小を余儀なくされているブランドも少なくない。
CHANELは大阪と九州の店舗を閉鎖し、ゴールドパイルやジャンフランコフェレなどは日本から撤退した。

大手セレクトショップは、国内外のファストブランドの台頭で、オリジナル商品がめっきり売れなくなっていたり、
セレクト商品も本当に好きな人しか買わなくなっている傾向が出ているという。

ユナイテッドアローズも状況は同じ。
だが、こちらは動きが速かった。
この夏にサウンズグッドや時しらずの店舗を一気に縮小、閉店させた、
そして先日、「WHITE LABEL」というスーツの新ラインを立ち上げ、¥47,000という低価格戦略に踏み切った。

またここ最近最も元気のあるブランドCOACHも、3〜4割安い価格帯のラインを順次発表し、
ラルフローレンも、10万円以下のスーツラインを発表した。

確かに、実体経済が上向かない限り、ファッション業界の状況としては「不況」であろう。

しかし、これほどの数のブランドやメーカーが価格改定を断行している状況を考えると、
「不況」を凌ぐ、耐えるというのではなく、「時代が変わった」という見方のが正しいのではないだろうか。

その象徴は、10/2にリニューアルオープンする銀座ユニクロ。
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(blogでも何度か紹介しているが、)
銀座ブルックスブラザーズ跡地にユニクロが増床し、
+Jの皮切りと共に、10/2リニューアルオープンする。(写真は昨日。跡地にはもう既に看板が付けられていた。)
JIL SANDERのシャツが¥3,990〜、アウターが¥6,990〜、カットソーに至っては¥1,990〜で、同シリーズのメンズは40品目、レディースはなんと100品目というから、常識破りである。
2020年に、売上高5兆円・経常利益1兆円を本気で目指しているファストリはさすがである。

つまりこれらの例を見ると、ファッション業界に限らず今までの既存のマーケットや価格帯は、ほぼ崩壊したと言っていいだろう。
これらの価格を覚えてしまった自分を含めた消費者は、これが新たなスタンダードと見なし、
景気回復後もより一層品質と価格のバランスにはうるさくなっていく、と考えるのが自然である。

また将来的には、「価格.com World」ならぬ、国内の店舗に限らず、世界中で最も安いお店はどこ?
というサービスが始まってもおかしくはない。

そう考えると、この状況は「不況」ということでは片付けることはできなく、「時代が変わった」から市場全体が既存のモデルからの脱却している姿と言えるのではないだろうか。

店舗の閉鎖にしても、「全国に何店舗あります!」というのは、ファストリがやればいいわけで、
ある程度の価格帯のお店は、縮小した身の丈経営の姿がこれからのスタンダード、なのかもしれない。


と、書き終わったら、
こんなnewsが。

Newプリウスが来年4月頃まで納車待ちと言うように、
「安くて、いいもの。」は「出口戦略」後のスタンダードになるはずだ。







「今日の一枚。」
アスキー本社にて。
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これはすごい・・。
ひょっとすると、こっちの世界はファッションより、デザインより、経済より、深いのかもしれない・・。w
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by shibapiero | 2009-09-24 09:54 | feel

「持ち物(まずは)50%削減」

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この週末で、9.11同時多発テロから8年が過ぎた。
(今年はほとんど日本の“メディア”では取り上げられることはなかったが・・)

ドラマの最終回を見ていた時、ラスト10分、連続ドラマの最後のクライマックスの最中、
急に画面が切り替わり、ハリウッド映画を凌ぐあの衝撃の映像は一生忘れることはない。

振り返ってみると、この8年間で自分と、そして世界は音速の勢いで変わってきた。
その証拠に、当時仲良かった武藤舞は結婚し、
WTCに飛行機が突っ込んだ時メールしていたアッコは医学部に通っている。

これだけでも既に説得力十分かもしれないが、

2009年9月11日当時は、
今や全世界の人が毎日使っているgoogleは上場すらしていなかったし、
世界中の人が大好きなiPodはまだこの世に生を授かってなかったし、
世界同時不況になるなんて思ってもみなかったし、
アメリカに黒人大統領が誕生するなんて誰も信じなかったし、
小泉政権の活況に沸く中、8年後に自民党が政権から退くなんて思った人がいただろうか。
ましてや「ソーシャルメディア」や「クラウドコンピューティング」なんて言葉は、少なくとも僕は聞いたこともなかった。

けれど今はこのどれもが、リアルに本当に起こっていて、「当たり前」 なのである。

朝起きたら容量が底をつかないGmailでメールをチェックして、
毎朝新聞で世界の金融が一向に上向きしない記事を目にし、
twitterで世界中の人のつぶやきで情報を収集しながら、
Tumblrで感覚が合う人同士の動画やテキストを共有し、
テレビを付けると、アメリカ初の黒人大統領が医療改革実現に向けて力強く演説してると思ったら、
鳩山民主党代表が国の成長戦略を一向に語らないのに、それを指摘せずに華麗なる生い立ちばかりが流れている。
そしてそれをこうやってblogで発進している馬鹿がここにいる。

そう世界はまるで変わってしまったのだ。

僕は思う。
あまり信じたくないが、日本は2050年に人口の2.5人に一人が65歳以上となると予測されている。
(今は5人に一人。それでも多いが・・。)
つまり現役5人で2人の高齢者を支えることになる。
国の借金がGDP対比で170%あり、なおかつただでさえ杜撰な年金システムなのに、と考えると、
容易に日本が回らなくなることが予想つく。

一方、今年末か来年にも日本のGDPを抜くと言われている中国に目を移すと、
世界中が中国の成長に頼り切っている世界の姿が見えてくる。
しかし、中国は世界で初めて市場経済と共産主義を同時並行で進めている。
世界的金融ストラテジストであるデビット・スミックの言葉を借りれば「市場経済と共産主義体制の結婚を強行している。」のである。また世界銀行によると世界最悪の汚染都市20のうち16は中国都市であるという。

19世紀後半、1920年までに「大国」になるのはアメリカと、アルゼンチンだと地政学車や専門家が声を大にして言ったという。1950年には、20年後はソ連が世界を支配すると、しかし1970年代後半は10年後はドイツが支配すると、そして1980年代後半にはまもなく日本が世界を支配すると、その時々の専門家達は言ったという。

これらが示す言うに、そう、だから結局世界は今後どう変わるかなんて誰も分からないのである。
中国バブルが弾けて、今をも凌ぐ世界同時不況に見舞われる可能性だって、0ではないし、
アフリカの国々の汚職を続けている腐った政治家たちが一新されて、アフリカが世界を脅かしている、かもしれない。

ただ、twitterやiPhoneが示すように、
情報のはけ口がどんどん増えて、常時無線LANに接続されたユビキタス社会になっていく方向は間違いないだろう。

そうなると、いまよりもっともっと速く、スーパー音速で、時代は変わっていくのだろう。
単純な仕事は人権費の安い国々に取って代わられ、そもそも人がやる仕事が少なくなっていく。
そうなれば国連が予測する2050年に世界人口が90億人というのを境に、長い目で見ると、地球全体の人口は減っていき、(地球がある前提で)100年後は、「2050年が人口のピークだったな」と言っている、かもしれない。


そんな危機感を持った僕は、
とりあえずのアクションとして、大量消費社会から決別するために、高城さんに倣い、
(母親に「狂ったの?」と言われながら、) 自分の持ち物を徹底的に処分することにした。
高城さんの99%には程遠いが、持ち物の50%の削減に、とりあえず成功した。

今まで買いあさっていた衣類を、とりあえずひっくり返して全部出してみて、
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GUCCIも、ラルフローレンも、ネンバーナインも、ネクサス7も、ディッキーズも、トゥモローランドも、
全部捨てることにした。

洋服だけに限らず、「持ち物50%削減」だから、
デジタル化できない大切な大切な雑誌のバックナッバーを除いて、
集め狂ったサッカーフィギュアも、iPodスピーカーも、ほとんど使っていない鞄も、いっぱい使ったレスポも、スキャナも、バガモンドも、慶應サッカーグッツも、全部捨てる。
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その結果、段ボール4箱、ゴミ袋2つ、ガラクタの山×2、書籍などなど・・こんなになってしまった。
これ全部ゴミ。


今でもモノと情報が大好きなことになんの変わりもないが、
大量に消費し続けてきた、僕の生活を少しずつ、少しずつ、変えていこうと思っている。

いつでも動けるように、いつ世界の次なるビッグバンが起こってもいいように、
音速で進む時代に取り残されないために。

そのためには、21世紀型の生き方に僕ら自身も変わっていかなければならないのである。






「今日の一枚。」
8年前、砂漠の国、ドバイに地下鉄が開通するなんて誰が思っただろうか。
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そしてこの地下鉄は、無線LANがつながっているという。
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by shibapiero | 2009-09-13 23:43 | feel

降谷建二

「音楽で全てが解決できるなんて思ってない、
けど、音楽で少し勇気をもらったり、背中を押してくれることは絶対にあると思う。」

「“しょうがない”という言葉が大嫌い。諦めてるだけなのに、そう言うことで済ませることは絶対に避けた方がいい。」
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「人生は有限だから、選択肢はいろいろあれど、人が見られる景色なんて限られてる。
色んな分野に携わる人も尊敬するけど、俺は音楽を通して、音楽で一番深い景色まで見てみたいと思っている。」

「喜怒哀楽、全て音楽にあっていい。」

「“空が青い”と伝えたとき、文字通りそのまま言うのではなく、
自分の経験に落とし込んで、遠回しにでも“空が青い”と伝わるのがカッコいいと思う。」


「尊敬しているのは父親。職業がどうこうとかは関係なくて、あんなジジいになっても、自分の好きなことにのめり込んで、悔しいとか嬉しいとか思えるところがカッコいいと思う。俺の歳とか、若い頃は自分の好きなことやって当たり前。俺もジジいなっても、ああやって好きなことをずっと追求する大人になりたい。」
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「人間関係なんていつ壊れるか分からない。隣にいるやつが、明日いる保証はどこにもない。
だから、常に今日が最後だって思うように、全力でやる。毎日はなかなか難しいけど、そう心がけている。」

「俺は吉野屋でさえも、一人で飯には行かない。というか行けない。友達とか、嫁とか必ず誰か誘っていく。
誰かと共感したほうが、美味いと思えるから。」

「音楽で、いい思いも、嫌な思いもたくさんした。俺は音楽ビジネスの中でやってるから、人に言えないことも沢山ある。けど、音楽が好きだ!というピュアな気持ちは絶対に持っていたい。そういうピュアな、百合のようでありたい。それがリリーにこだえわる理由。」



この模様は、今月19日/26日の二回に分けて23:25〜23:55、NHKにて放送予定。








「今日の一枚。」
withモデルの里海 彼女から教えてもらいました。
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吉川ひなのと同率で、日本人暫定、ナンバー1です。
巨人坂本選手とすっぱ抜かれたのが彼女です。溝端淳平とも噂があるそうです。・・・いいな。
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by shibapiero | 2009-09-08 01:30 | feel

君子豹変

僕はこの国の将来の成長戦略に対するビジョンや、グローバル経済に対して消極的な姿勢の
次期総裁の鳩山さんに対して、もともと不信感があるのだが、
いま噂の「鳩山論文」に、NYタイムズやワシントンポストなど多くのアメリカメディアが、反論・警戒しているというニュースがいろんあところから伝わってくる。

鳩山論文なんて?と思っていたら、
昨日の報道ステーションの日米関係に見識のあるゲストコメンテーターの発言を聞いて納得した。
「日本ではそんなことないかもしれないけれど、海外では鳩山さんにはとてもバリューがある。なぜなら、53年間の自民政権をひっくり返した人は誰なんだ!という非常に注目度の高い人物。HATOYAMAってどんな人なんだ?と世界が注目している。」
確かに、そりゃそうだ。
海外から見たら、日本の古い政治をぶっ壊したオバマと並ぶ改革者として見られているかもしれない、と気付く。でも期待感があればあるほど、その手腕が問われてくるはず。
オバマだって、医療・保険問題の是正がいまいち進まないことなどから、いまは支持より不支持のほうが上回っているという。今朝の日経の社説にもあったように鳩山さんには、「君子豹変」を期待したい。


さて、ちょっと嬉しいことが。
ソッカー部テクニカルスタッフの松田の一生懸命さが伝わってくる。
森本さんblog「勉強会」
金房離脱後も、松田がいれば安心か。

アマチュアでデータストライカーなんてという風潮から、時代は変わったのだと、ちょっと誇らしく思う。
5日より始まる後期リーグも多いに期待したい。






「今日の一枚。」
明日から丸の内パークビルの商業施設、BRICK SQUAREがオープン。
ずっと工事していたのを見ていたので、完成してちょっと嬉しい。
ビジネス棟には三菱商事も移ってきて、もうみんな働いているとか。(もちろん本社も健在。)
国内最大のブルックスブラザーズにも注目。
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by shibapiero | 2009-09-02 11:01 | feel

私的地方分権論

先日KMDの件で、1泊で福岡に行ってきた。
今回が二回目の福岡だが、本当に飯は美味いし活気はあるし、山と海両方あって、とてもいいところだ。

部屋から見える福岡市内
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今回の主な目的場所のヤフージャパンドーム(福岡ドーム)
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目的地② 福岡タワー(電波塔)
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屋台で賑わう夜の中州
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だけどちょっと驚いたことがあった。
正確には違和感があった。

それは、宿泊した部屋のデスクの上にあった雑誌の表紙が銀座であったこと。
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「常に時代を代表し続ける街、銀座」
福岡に来て、なぜ部屋に置いてある紹介雑誌の表紙が銀座?

確かに、このホテルはJALの経営で東京への渡航者を増やしたいのも分かるし、
ヤフードームに隣接されたホテル(東京でいうところの東京ドームホテル)なので宿泊者は必ずしも東京からの出張者だけではないので、銀座が表紙の理由も分かるのだが、、
どうも違和感があった。

その違和感は、僕の中にある地方分権の推奨というところに引っかかったのだと思う。
僕の言う地方分権なんてものは全く大それたことではない。

日本は国土の面積もさることながら、(今のところは)世界第二位のGDPを誇る国だけあって、
ユーロ圏の国々と同じかそれ以上のGDPを生み出す県や地域を多く持っている。
事実、近畿地方はオランダよりGDPが高いし、東北はベルギーと同じくらいで、国家としても同程度の規模がある。

だから何でもかんでも霞ヶ関で縛るのではなく、その県、地域で経済のシステム及び取り決めなどを完結させればいいと思っている。というか今後のことを考えるとこの国は絶対そうなるべきである。

(多くの理由が背景にあり長くなるので割愛するが、)
もうこの時代になっても尚、全てを東京で管理するのはナンセンスだし、
東京にいつ大地震が起こるかも分からない。
いま東京に大地震が起こったら、日本の機能は完全に停止する。
第一、もう東京には全国から集まる人に労働を提供できるほど仕事はない。
それは東京に住んでいる人が実感として一番分かっているはずだ。


だからこそ、東京への変な期待を抱かせるようなあの雑誌に妙な違和感を抱いたのである。
案の定、記事の中身は「銀座は100年以上経たった店じゃないと老舗と呼べない」などと風情や歴史を感じさせ高級感という憧れを抱かせている。勿論銀座には歴史があり、そういった雰囲気はとてもある。
しかし、いまの銀座はそうものんきな雰囲気ではない。
実際銀座で最も元気があるのはユニクロとH&Mである。
一方で百貨店や高級店舗は売上の減少に歯止がきかないのが現状である。ユニクロの地下に隠れているワシントン靴店を見ればその現状を容易く想像できるのではないだろうか。

逆に東京は地方やローカルの良さをもっと発進するべきでもある。

これだけ国中に、水、ガス、運送、携帯電話、ブロードバンドネットワーク・・といったインフラが整備され、なおかつ治安も(そこそこ)いい国はない。
また日本は、世界の森林率の平均が約30%なのに対し、国土の7割が森林である。これは先進国の中では、フィンランドに次いで2番目で、世界でも有数の森林国と言えるのだ。
国際的な観光地やシーズンスポーツ誘致などその価値をもっと見出していかないと、
1400兆円以上の個人金融資産と共に、森林も宝の持ち腐れになりかねない。

経済、収支、地方・地域レベルの取り決め・・
それぞれの地域レベルで完結できる仕組みをデザインするべき、されるべきなのである。
食だけでなく、あらゆるものを 「地産地消」できる地方分権システムを次期政権には期待したい。








「今日の一枚。」
今年の4月からここで働いていたかもしれない、福岡市博多にあるPlan Do SeeのWITH THE STYLE
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by shibapiero | 2009-08-27 15:52 | feel